月が好き

 美しい月、十六夜の月に惹かれて何度も何度も顔を上げて空を見てしまいます。
 
 今日は余裕がなかった日。年に一度あるかないかの勤務時間が違う日。いつもの勤務時間は7〜13時のところ、今日は11時から終了が分からないまま出勤。終わったのは18時半で外に出た時にはもうすっかり暗くなり掛けていて、思わず東の空をキョロキョロと月を探していました。
 東の空低く輪郭がかすかに霞んで少し黄色く丸い十六夜の月を見つけました。
 あっ、きれいな月〜!と発見したわたしの言葉に傍に居る一緒に仕事を終わった仲間の反応はあまり無し。月がどうしたの〜?とは言わないまでも、とんと興味無い様子でした。いつもと違う仕事時間に疲れきってた心に覆いかぶさるようになんだか気持も疲れてしまいました。
 でも、月がきれいとかそれに関心があるのは独りよがりな話しで、誰もがそうだねー!なんて思わないんだってことに気付くまでちょっと時間がかかっていました。
 いいのいいの、みんな同じ気持ちでなくってもいいの・・みんな夫々価値観は違う物だもの。
 さ、また明日は早いからもうお風呂入って眠りましょう。お休みなさい、十六夜の月。わたしはあなたが大好きよ。