何でもないようなことが、幸せだったと思う〜♪

 今日を振り返る。

 最近はまたその時間が深夜零時を過ぎてしまいます。

 目覚めたとき雨が上がったいたので本日予定の地区の「ふれあい祭り」が出来てよかったなって思いました。ふれあい祭りと云う名の運動会です。

 わたしは参加しないし、もう役員でもないので他人事と言えばそうなんだけど、やはり天気が味方してくれてちゃんと予定の日に行わるに越したことないですから。
 職場に顔を出そうかなとも思っていたのに、気が付けばパン作りを始めていたので職場には行かないことになりました。日曜はお昼前にはもうみんな帰っているので、間に合いません。

 栗を茹でてつぶして砂糖と煮たものを冷凍しておいたので、それを入れたパンを作りました。もう少しで焼き上がるかなと云う時に、ピンポーンと鳴りました。ご近所のHさんがひょいと来て下さった。彼女にはこの前乳がんのことを話してあります。彼女は今日の運動会に出ることをこの前聞いていました。

 わたしはもう直パンが焼けそうな時間なので、玄関先で話していると気が気じゃありません。彼女は少し時間がありそうだったので、リビングに入ってもらいました。ひょいと来てどうぞ〜って言うのがわたしは好きなのです。だから、遠慮されるのは苦手です。遠慮されるようなところでもありませんので。

 直ぐにオーブンから焼けたお知らせが鳴り、テーブルの上にバンッバンッと打ちつけて型から出しました。香ばしくっていい匂い!「食べます?」と聞くとにっこり。この笑顔で熱々を二人でいただくことにしました。包丁も入らないほどなので、手でスーッとちぎって湯気の上がっているところをはいどうぞ。

 パウンド型に4個山を作る形で焼きましたので、一山ずついただきました。熱々のパンを口にふうふうしながら、初めてのわたしの家のリビングでいつもそうしてるみたいにすっかり馴染んでる感じです。

 お茶やコーヒーを入れる暇もなく、話すこそ話すこと。とにかく初めてだったので、お互いに聞くことがあり過ぎます。日頃のお買いもののこと、彼女のお仕事のこと、そのお仕事の話が面白くて、どこか共通するわたしのやっていた昔の仕事の話になったり、、パンをかじりながらよく尽きぬものです。テーブルのかごに入ってあった、友達からもらったみかんを水分がわりにそれも口にしながら、美味しそうに健康的な彼女の口元がほころんでいます。

 ほんと、コーヒーでも入れようとしたら、もうそろそろ行かなくっちゃと言うことで、またね〜となりました。彼女はそれから、玉入れの競技に出るそうです。年齢の話もしました。わたしより10歳ほど歳下になるのかな。

 午後は友達の所に出かけることにしました。曇り空と青空の混ざる、車の窓を開けてちょうどいい空気、温度で爽やかな午後でした。緑の街路樹の中に少しずつは赤っぽくなった所が見え隠れしています。
 これからその色付きが増して行って秋が深まっていきます。わたしの大好きだった季節がもうどんどん深まりつつあったのでした。

 柔らかなストールを巻いて、ふんわり温かな感触を楽しみながら優しい顔をしていたいなぁ。そんな秋によろしくです。