7回目そして、パン大好きが止まらない

 月曜日(4月2日)はハーセプチン7回目でした。診察室ではいつものY先生とご対面。

 「今日は・・7回目ですねぇ。関節が痛くなったり何か変わったことはありませんでしたか?あ、じんましんが出たんですねぇ。今はどうですか、もう治りましたか」

と皮膚科での受診のこともカルテに書き込まれているんだな。安心。

 「はい、もう治りました。人生初の蕁麻疹です。あとは、別に何もありません。今は爪が剥がれて来てちょっと深爪状態になっているのと、脚のむくみがまだ少し残っています。あと、今歯医者さんに通っているんです。虫歯か歯茎がイケないのかちょっと掛りそうなんです」

 「そうですねぇ・・、爪は時間がかかりますねぇ。むくみもちょっとずつですかね。歯医者さんの治療は、抗がん剤の時とは違って何でも出来ますからね。」

 言ってる方も聴いてる先生も、ま、それは時間薬ですねぇ・・と言う雰囲気。ここに来るたびにむくみも指の状況も軽減して行くでしょう。髪の毛が少しずつ伸びて来ているのと同じく、少しずつの改善。なのでしょう。

 いつものように9階ケモ室へ。窓の外はいいお天気、ハーセプチンに関しては何ら問題ないから、気持ちもスイスーイ。のはずが、針が1回目は失敗。頼みますよ〜!初めてお目に掛る若い先生、って言うか女の子。そんな先生だった。今度は当たりませんように(笑)ほんと、下手な先生に掛ると困ります。痛いのはイヤだもーん。

 30分の点滴はあっとう間。本も携帯も見ることも無く、考え事してる間にうとうとして終わっていました。

 この日、ひょんなことで何年振りかに会うことのできた以前の職場の仲間と、診察前の短い時間にお互いに凝縮した話を交わしたのです。彼女は違う診療科なので、そこで別れて今日また会いました。

 わたしの仕事帰りの時間に合わせてもらって、前回の日記に書いたあのパン屋さん、豊田の陣中「パンマルシェ」へと行くことにしたんです。
 

 ランチのセットにしました。これだけ食べるのは無理かな、と思っていたものの彼女と喋りながら気が付いたら全部食べていました。今日はゆっくりと彼女の話も聞けて仕事帰りホッとした時間でした。

 抗がん剤中のパンが思いっきり食べれなかった反動なのかどうか・・最近のわたしはパン益々大好きになってしまって、これでは体重減は無理かな。このところ、体重を減らすことさへ疎くなってきてしまっているわ。

 お店のパンたちをキョロキョロ。結局前回と一緒の、バゲットとクロワッサンを買ってきました。オーナーのSさんともほんの少し話せた。なんか、気が休まるのです。

「日曜日ってお店休みなんですよね」

 「そうだね、やった方がいいのかもしれないけど、もう9年こうして来たからね・・」

 「あっ〜もう9年ですかー!いいなぁ、パン屋さんしてて・・」
と、ほんとに何気ない話。

 春の風は少し寒く、でものんびりさをもらった帰り道、頭の中に在るいろんな問題が軽くなる気がしたのでした。